能検気になった馬たち(3月15日)

※能検(3月15日)結果一覧

[レース順][タイム順][馬体重順]

 

♀・アネゴ(父レッドスパーダ、母クロエチャン)

□能検1R(51.8秒) レッドスパーダの初年度産駒。父タイキシャトル、母の父ストームキャットの組み合わせはすでに種牡馬として活躍中のメイショウボーラー同様。新馬勝ち、NHKマイル2着と早い時期から活躍し、8歳時5月にも京王杯スプリングカップを勝つなどと早熟ながら息の長い活躍を見せた。能検は4位入線も、好スタートから終いさっと追った程度で、実戦に行っての良化は保証できる。

 

 

□能検1R(51.1秒)道中は早々手応え危うくなるも、直線に入るとしっかり鞍上の叱咤激励に応え、前肢を強くかきこんで加速。終いまで伸びきって1着入線と結果を残した。叔母にオークス馬エリンコートがいるように距離は伸びてもいいタイプ。スピードを父系から、地力を母系からといいとこ取りが叶えっていれば3歳クラシックまで期待できそうだ。

 

 

□能検3R(51.1秒)この組の最先着。終い幼さをのぞかせこそしたものの、二の脚、道中の軽快さ自体はなかなかのもの。小さく出がちなフリオーソ産駒には珍しく馬格もあるだけに、将来性はともかくとして初戦から全開には期待したい。

 

 

能検4R(51.3秒)グランド牧場生産所有、角川厩舎、父サウスヴィグラス。これだけですでに満貫どころか倍満程度は確定している凶悪タッグ。この馬の場合、2頭いるきょうだいがアップトゥユー、ストロングハートといずれも2歳重賞を勝っているアベレージの高さに加え、最高到達点の高さも伴っている。能検では多少押して前につけると、終いまでしぶとく伸びて及第点といえる2着入線。ひとまずの仕上げにはなっている。
□能検4R(51.3秒)能検はクビをうまく使えず追走にてこずる形も、宮崎光騎手が一杯に追って終いようやく闘志に火。終いはなかなかのキレを見せた。小柄な割にフォームのぶれ含め初戦から全開とはいかない可能性もあるものの、身が入りさえすれば叔母に2、3歳時高いスピードを見せたエイムアットビップのいる血統。大化けしても不思議ではない。

 

□能検5R(52.8秒)この組は完走した5頭すべてが52秒台。能力差が少なかったこともさることながら、先頭が構えてゆったり進んだため、芝レースのようなスローペースの上がり勝負、かつ各馬いずれも直線入り口で仕掛けた程度だったためこの程度の全体時計となった。軒並み余力残しのなか、この馬も前にいた2頭の後ろで意図的に砂をかぶせるような調整。終いも抑え気味での4着入線で、まともに追えばもっと伸びるはず。

 

□能検6R(50.4秒)この日を通じての1、2番時計が出たのがこの組。こちらが1番時計を記録した。2番手につけると直線はほぼ手を動かす程度。終いムチを1発入れると内で併せた馬にきっちり半馬身差をつけた。母ベラトリックスは東海地区3歳牝馬重賞勝ち馬で、3歳の半姉モダンガールは通算〔3210〕と底を見せず。母系父系いずれもグランド牧場が手塩にかけて伸ばしてきた血統で、父はJRA4勝ながらメダグリアドーロ×プリエミネンスという超良血。血統からは距離伸びていいタイプだろうが、ここで1番時計を残したようにスピード能力もかなりのものがありそうだ。

 

♂・ラブミージュニア(父ゴールドアリュール、母ラブミーチャン)

□能検6R(50.5秒)母は言わずと知れた名牝ラブミーチャン。兄は現時点ではデビューにたどり着かず、ひとまず希望を一身に背負う形になった。好スタートから意図的に抑えると、直線併せ馬でサッと仕掛けられ好反応。母は坂路で全く走れず笠松デビューとなった逸話が残るだけに、能力で2番時計を計時できたことがまずひと安心だろう。ただ、入線後内ラチに接触。落馬をしているだけに過信は禁物かも。

 

 

□能検6R(51.2秒)上記2頭が揃ったレースで、なんなくハナを奪ったのがこの馬。新馬向きのスピード能力は疑いようがなく、仕上がりの良さは際立っていた。直線も基本的には手綱を緩めた程度。半姉クリノショウスーシ、半兄タイセイプロスパーはいずれもフレッシュチャレンジ勝ちから栄冠賞に歩を進めた馬で、この馬もそれに続ける可能性。

 

 

□能検7R(52.3秒)半姉ハードデイズナイト(南関SⅢ2勝)の良血は確かだが、父がサウスヴィグラスからロジユニヴァースに変わり、いくぶんか雰囲気は変わった。ところがこの時期の新馬戦という意味ではやや怪しくはなった。とはいえロジユニヴァースにしても、2歳時3戦3勝と決して仕上がりは遅くなく、実際本馬の能検も抜群のスタートを切れていた。さすがに1000、1200メートルはどうかも、距離が伸びれば違ってくる。

 

 

□能検7R(52.0秒)能検は全く行き脚つかない大出遅れから絶望的なビハインド。それでも徐々に馬群に迫り、直線外に持ち出し、終い追われると鋭く伸びきって余力残しの1着入線。母ヒャクマンゴクは小柄な牝馬だてらに、金沢2歳戦線をわかせた。その仔ながら自身は510キロ、厚み、深みのある好馬体。2歳世代が最後の産駒となるアドマイヤオーラ、この時期の能検だけに見込み違いも覚悟の上だが、現状の代表産駒といえるノボバカラ、クロスクリーガーらをも差し置いてその最大の大物にもなりうる1頭。

 

 

♂・エアースピーダー(父プリサイスエンド、母シャイニングサヤカ)

□能検8R(52.8秒)半兄ソイカウボーイはデビューから2連勝。中央挑戦のすずらん賞は12着に敗れたが、その後はサッポロクラシックC(H2・ダ1200m)1着。兵庫JG(Jpn2・ダ1400m)3着と好走している。兄は能検初日で49.7秒と一番時計をマーク。それと比べると52.8秒は物足りないが、こちらはスタート直後に接触する不利あり。リズムを崩しながら、1着入戦したことを評価したい。直線では一旦外も、騎手が内に進路を変更すると、瞬時に反応。賢い優等生タイプで距離が延びても問題なさそうだ。

 

 

♂・イゴライザー(父カネヒキリ、母シャンハイロック)

□能検9R(53.0秒)半兄ジェネラーレウーノはセレションセールで3,240万の高値の値がついた。京成杯(GⅢ)1着。本番の皐月賞でも十分にチャンスがありそうな実力馬である。弟は新生ファームがそのまま所有。能検は5番と外めの枠だったが、あえて馬群の中に入れ勉強する形に。進路ができてからは一気に伸びるというところまではないものの、シッカリと反応できていた。中距離型。500キロと少しの緩さを感じる馬体。もっと良くなるのは秋以降だろう。

 

 

♀・イージーナウ(父シニスターミニスター、母プリエミネンス)

□能検10R(52.6秒)母プリエミネンスは浦和記念など重賞8勝。ジャパンカップダート4着など牡馬相手でも通用した名牝だった。能検は5馬身ほど出遅れ後方から。ムチを叩くも進んでいかず、なかなか差が詰まらない。ただ直線で外に持ち出されると鋭い伸び。まだ手前を変えずに内にササったりと荒削りな面はあるが、力のあるところは見せた。トモがパンとしてくれば、ゲートやササリ癖は改善されるはず。タイムはもっと詰まるし、1600m以上なら楽しみもある。

 

 



 

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